CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
江戸東京たてもの園探訪記「高橋是清邸」の巻
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人と地球にやさしい
      エコリフォーム
━━━━━━━━━━━━━━━ 第363回 2012.06.18 ━━

明治から昭和のはじめにかけて日本の政治を担った高橋是清の住まいの主屋部分です。総栂普請(そうつがぶしん)で、洋間の床は寄木張りになっています。2階は是清の書斎や寝室として使われ、1936年(昭和11)の2・26事件の現場になりました。[港区赤坂七丁目/1902年(明治35)](江戸東京たてもの園HPより)




今回最後に見学したのがこちらの大邸宅です。
高橋是清は、岩手の英傑・原敬が組織した内閣で大蔵大臣をつとめた後、第20代の内閣総理大臣に就いた方です。

NHKドラマ「坂の上の雲」では、日露戦争の戦費調達のためヨーロッパを奔走する姿を、西田敏行さんが演じていました。陸前高田市の玉山金山を抵当に入れるというアイディアも、是清さんの発案なんでしょうかね?





玄関を入ると、美しい研ぎ出し仕上げの床がありました。真ちゅうの目地材で尺角に区切られています。
私が小原商店に入社したころは、この「真ちゅう目地棒」を在庫していまして、ときたまお買い上げがあったのですが、今では新規の現場がほとんどないため、在庫もやめてしまいました。

でも、改めて見ますとやはりいいものです。





毛氈が敷かれた廊下です。窓ガラスは表面が緩やかに波打っていて、これも当時のままとのことです。





塗り壁は緑色のものが使われていました。
温かみのある色が好まれる昨今は、とんと人気の無い色で、弊社の倉庫にも緑色の壁材が大量に余っております。笑

広い面に塗ってみると以外に悪くないんですけどね。





窓の桟のパターンが面白い、2階のお部屋からの眺めです。
が、この部屋こそ、あの二・二六事件の際にこの家の主である高橋是清が暗殺された現場でした。

当日は雪が降っていたといいいますので、この窓からは雪景色が見えていたのでしょう。





この見事な欄間も、歴史的事件の目撃者ということになります。

ウィキペディアを眺めていたら、二・二六事件の第二次目標の中に、前回のブログでご紹介した「三井高公」の名前を見つけました。もしもこの計画が進められる様な事になっていたとしたら、「三井八郎右衞門邸」も惨劇の舞台になっていたのかもしれません。

「近代」という時代には、今まであまり触れる機会がありませんでしたが、「たてもの」を通して学んでいくのも面白いかもしれません。
「江戸東京たてもの園」。是非また訪れたいと思います。



*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店
http://www.m-obara.net/

人気ブログランキングへ

| 江戸東京たてもの園 | 09:40 | - | - |
江戸東京たてもの園探訪記「三井八郎右衞門邸」の巻
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人と地球にやさしい
      エコリフォーム
━━━━━━━━━━━━━━━ 第362回 2012.06.16 ━━

三井八郎右衞門邸(みついはちろうえもんてい)

港区西麻布に1952年(昭和27)に建てられた邸宅です。
客間と食堂部分は、1897年(明治30)頃京都に建てられ、戦後港区に移築されたものです。また、蔵は1874年(明治7)の建築当初の土蔵に復元しました。
[港区西麻布三丁目/主屋:1952年(昭和27)土蔵:1874年(明治7)](江戸東京たてもの園HPより)


いよいよ左官技術の真骨頂。「蔵」にやってまいりました。
それも、名門・三井家の土蔵でございます。



迫力の漆喰の大壁を見ながら、いざ突入。





玄関は、300角の玄晶石です。





なるほど「三井越後屋」で三越。駿河町での賑わいは「江戸名所」の一つとして数えられていたそうです。





蔵の内部は撮影禁止。ということで、扉の黒漆喰のみ撮ってまいりました。
金具も趣向が凝らされています。





洋風のお手洗いの腰壁はこちらもタイルでした。
カマボコを半分にしたような壁の見切り材。昔は国内メーカーでも作っていたようですが、現在手に入れようとすれば、輸入物を探さなければならないかもしれません。





聚楽壁をはじめ、この和室にも多くの職人さんの技術が集められているようです。

三井八郎右衛門というお名前は、三井家の当主が代々名乗った名前で、この建物は11代高公氏の邸宅だったとのこと。

さすが三井家。もっとゆっくり拝見したかったです。



*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店
http://www.m-obara.net/

人気ブログランキングへ

| 江戸東京たてもの園 | 08:35 | - | - |
江戸東京たてもの園探訪記「常盤台写真場」の巻
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人と地球にやさしい
      エコリフォーム
━━━━━━━━━━━━━━━ 第357回 2012.05.11 ━━

常盤台写真場(ときわだいしゃしんじょう)




健康住宅地として開発された郊外住宅地常盤台に建てられた写真館です。
照明設備が発達していない当時、最も安定した照度を得るために、 2階写場の大きな窓には北側から光を採ることができるように摺りガラスがはめこまれています。
[板橋区常盤台一丁目/1937年(昭和12)](江戸東京たてもの園HPより)


まずは、外壁と基礎廻りです。



最近でこそ、竹屋化学研究所さんのハウスシューズなど、住宅の基礎廻りの保護と仕上げが普及してきましたが、この建物のように、基礎廻りに手間をかけた現場はあまり見た事がありません。

白竜砕石と黒霞で洗い出しされた表面は、黒が少ない白御影調。
外壁より面が出っ張ってるのも面白いですね。

その外壁は、リシンかき落としの様でした。
ほとんどの面がペンキ塗りでお化粧直しされていましたが、塀の裏面に往時の意匠を見付ける事が出来ました。





玄関には、那智石が埋め込まれています。
間隔が密で、相当に手間がかかったと思われます。





内部は、写真機材や調度品が撮影禁止でしたので、あまり撮る事ができませんでした。階段の踊り場でやっと1枚。

漆喰壁をきれいに丸く抜いて仕上げるのも、高い技術なんです。


*---
ちょっと宣伝です。
弊社では、上記の白竜砕石、黒霞、那智石(高級那智黒)を在庫しております。

白竜は、
1厘(0.4mm)、2厘(0.7mm)、3厘(1.0mm)、5厘(2.0mm)、
7厘(3.0mm)、1分(4.0mm)、3分(10.0mm)


黒霞は、1分(4.0mm)のみ


高級那智黒は、
3分(15〜18mm)、5分(18〜24mm)、
小(24〜30mm)、中(30〜40mm)


ご活用の程、よろしくお願いいたします。



*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店
http://www.m-obara.net/

人気ブログランキングへ

| 江戸東京たてもの園 | 09:16 | - | - |
江戸東京たてもの園探訪記「前川邸」の巻
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人と地球にやさしい
      エコリフォーム
━━━━━━━━━━━━━━━ 第356回 2012.05.02 ━━

続きまして、

前川國男邸(まえかわくにおてい)




日本の近代建築の発展に貢献した建築家前川國男の自邸として、 品川区上大崎に1942年(昭和17)に建てられた住宅です。
戦時体制下、建築資材の入手が困難な時期に竣工しています。 外観は切妻屋根の和風、内部は吹き抜けの居間を中心に書斎・寝室を配した シンプルな間取りになっています。
[品川区上大崎三丁目/1942年(昭和17)](江戸東京たてもの園HPより)




アプローチは豆砂利の洗い出しです。





ポーチは乱形の鉄平石。目隠しに大谷石が使われています。





漆喰塗りのリビングは吹き抜けになっていて、2階部分のところに陶器が飾られていました。





トイレには黒のモザイクタイルが貼られています。
年月を超えていまだに輝いておりました。

公共物件でも一昔前までは、トイレといえば床面はもちろん壁面も天井までタイル貼りでしたが、そういう所はめっきり見なくなりました。化粧板もいろいろ出ていますしね。

タイルの質感や耐久性といったものは、やはり捨てがたいものがあるだけに、INAXのタイルカタログが随分薄くなってしまったのが、とても心配です。



*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店
http://www.m-obara.net/

人気ブログランキングへ

| 江戸東京たてもの園 | 10:09 | - | - |
江戸東京たてもの園探訪記「小出邸」の巻
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人と地球にやさしい
      エコリフォーム
━━━━━━━━━━━━━━━ 第355回 2012.05.04 ━━


小出邸(こいでてい)



日本におけるモダニズム運動を主導した建築家堀口捨己が、ヨーロッパ旅行からの帰国直後に設計した住宅です。 当時ヨーロッパで流行していたデザインと、日本の伝統的な造形を折衷した造りになっています。
[文京区西片二丁目/1925年(大正14)](江戸東京たてもの園HPより)




玉砂利の洗い出しをレンガ調タイルで縁取った玄関ポーチから、中にお邪魔します。





ストーブが置かれたコーナーには、壁面に妖しげな色彩のタイルが貼られていました。
こういう焼き物で作られた壷とかお皿とかありそうですが、「何でも鑑定団」を見ている割にこの分野には全く疎いもので。調べがついたら、加筆したいと思います。





和室には聚楽壁が塗られていました。
最近は緑系の壁材がとんと人気ございません。塗られているお部屋を見ると、悪くないんですけどね。





洗面台が「研ぎ出し仕上げ」でした。
通っていた小学校を思い出しましたが、2槽の洗面台が緻密に作られています。





更に、お風呂の壁面も「研ぎ出し仕上げ」です。
別名:現場テラゾー。略して「現テラ」とも呼ばれます。





檜の浴槽と以外に合うものですね。





二階の床の間には色漆喰が塗られています。
漆喰に着色するのは本当に難しく、だいたいこんなムラが出てしまい、クレーム対象になってしまいます。

「そういうムラも面白い」という、風流な方でない限り、やはり止めたほうがいいと思います。




同じく二階にあったトイレです。
この狭さが逆に落ち着くんでしょうかね?




*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店
http://www.m-obara.net/

人気ブログランキングへ

| 江戸東京たてもの園 | 08:08 | - | - |
江戸東京たてもの園探訪記「田園調布の家」の巻
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 人と地球にやさしい
      エコリフォーム
━━━━━━━━━━━━━━━ 第354回 2012.04.29 ━━

以前から「行きたいなぁ」と思っていた、江戸東京たてもの園
この日、午前中時間が取れたので、中央線に乗って小金井まで行ってまいりました。

桜はほとんど終わりでしたが、温かないいお天気。
東京ってこういう広い公園が沢山ありますよね。


中央に位置するビジターセンターを通って、それでは西ゾーンから見学開始です。
左官仕上げ、タイル・石工事の宝庫でございました。

こちらの建物群に使われている湿式系仕上げを中心に、レポートしてまいりたいと思います。


田園調布の家(大川邸)



1925年(大正14)郊外住宅地の一つである大田区田園調布に建てられた住宅です。
居間を中心に食堂・寝室・書斎が配置されています。また、当時としては珍しく全室洋間となっています。
[大田区田園調布四丁目/1925年(大正14)](江戸東京たてもの園HPより)





基礎に据えられた換気口のデザインがいきなり洒落ています。
昔の建物って、こういう遊び心がたくさんあったような気がします。




リビングに塗られたクリーム色のしっくいです。
壁と天井の取り合いには、シンプルな蛇腹が引かれていました。




タイル張りのお風呂というのも、当時はモダンだったんでしょうね。
ただし今見ますと、床は滑りそうで危ないですし、何よりオール白タイルだと、病院みたいな感じがして住宅にはちょっと。

ま、これは時代の流れという事で。



*−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

合資会社小原商店
http://www.m-obara.net/

人気ブログランキングへ

| 江戸東京たてもの園 | 09:42 | - | - |
| 1/1PAGES |